都会の空も田舎の空も一つに繋がっている筈なのに、
青い色、白い雲、なにもかもが違って見える。

 科学的な説明云々と云うよりも私の気分的な部分が大きい話なのだが、見えない筈の空気も「旨い」とか「不味い」とか「味わえて」しまうのだからそれほど間違ってはいないだろう。
科学的成分の違いか、半分思いこみの開放感なのか?
どちらでも良いのだ。

好く晴れた広い空を見上げてみれば、
煤けた心の中も綺麗になるんじゃないかしらん?
こんな場所までやってくれば、似合いもしないメルヘンチックな言葉まで
吐けてしまうのだな。