何年か前に、大阪から高知県の室戸岬まで日帰りで走った。11月のもう充分に寒い一日。
明石海峡大橋から淡路島を抜け、鳴門へ。それが初めて訪れた四国だった。
 朝早く出掛けたのに、寒さ対策で日向ぼっこしながら走っていたものだから、室戸に着いたのは昼の2時過ぎ。日暮れは早々とやってきて、暗さと寒さに震えて走っていた。

 そこからもっと先へ。

何度も思いながら、なかなか辿り着けなかったのだけれど、なんだか呆気なく高知市にやってきて、こうしてまた「城跡巡り」なんて呑気にしている。

 辛い思いをする必要は無いのだけれど、「旅」って何処に行ったか、よりも、どう行ったかの方が結構大事な気がした。


● 高知城跡 天守閣... 2004年9月